オルソケラトロジー
寝ている間に近視を矯正するコンタクトレンズ
オルソケラトロジー(略称:オルソケー)は、特殊なコンタクトレンズによる近視の矯正方法です。
通常のコンタクトレンズとは逆で、夜寝るときにオルソケーレンズを装用し、朝起きたときに外します。オルソケーレンズを外しても矯正効果が持続するため、裸眼で良好な視力を得ることができます。
オルソケラトロジーは原則として7歳〜65歳くらいまでの幅広い層で治療が可能で、手術ではないので装用をやめれば元に戻る点が特徴です。
また、角膜が柔らかい若年層に高い効果があるようです。
オルソケラトロジーのしくみ
コルセットのように“型押し”
“オルソケーレンズ”という特殊なレンズで、角膜を「型押し」します。
角膜は柔らかいため、しばらくの間「型押し」すれば、オルソケーレンズを外してもその状態を維持します。1〜2時間装用するだけでも、ある程度の効果を体験できます。
また、装用をやめれば、角膜の形も元に戻ります。
使用を続けていくうちに、オルソケーレンズを外しても近視が矯正されている時間が長くなり、安定してきます。効果が持続する時間は人それぞれですが、2〜3日に1度、寝るときにオルソケーレンズを装用するだけで裸眼で生活できるという方もいます。
こんな方に適しています
- 昼間、メガネ・コンタクトレンズがわずらわしい方
- 矯正が安定してくれば、日中は裸眼で生活できます。
- 近視矯正手術が受けられない方
- 年齢が19歳以下であったり、角膜が薄くて手術が受けられない人でも、手術ではないオルソケラトロジーなら治療を受けることが可能です。
- 近視矯正手術を受けることに不安な方
- 就寝時にコンタクトレンズを装用する矯正方法で、外科的手術は行いません。装用をやめれば治療を中止することもできます。
- これから近視の進行が心配な子供
- 成長過程に角膜のカーブを矯正していくことで、近視の進行を抑えることが期待できます。
- ドライアイで、昼間コンタクトレンズ装用が難しい
- 就寝時、つまりまぶたを閉じた状態で装用するコンタクトレンズなので、角膜表面からの涙液蒸発が抑えられます。
- スポーツなどの趣味で裸眼視力を重視する方
- 矯正が安定してくれば、日中は裸眼で生活できます。エキシマレーザー手術では、術後決められた期間はホコリっぽい場所や水泳は控えなければいけませんが、オルソケーは一般のコンタクトレンズと同様の扱いです。
安全性は?
アメリカでは30年以上の実績があり、米国食品医薬品局(FDA)の認可を受けており、120万人以上がオルソケラトロジーの治療を受けているといわれています。(*)
また、外科的な手術ではないため、オルソケーレンズの装用をやめれば元の状態に戻すことができます。
当院では、FDAの「夜間装用」の認可が下りているオルソケーレンズを使用して治療します。
(*)日本ではまだ長期の安全性など確認されていないため、厚生労働省の認可されておらず、自由診療です。眼科医の指導の下で治療してください。
検査・治療スケジュール
![]() |
検査したあと、カウンセリングを行います
検査で近視の状態や角膜の病気の有無など、目の状態をしっかり把握します。不安や疑問に思っていることは医師やスタッフに気兼ねなくお尋ねください。 |
|---|
![]() |
1時間ほどテスト装用します
フィッティングテストや取り扱いを説明し、院内で1時間ほどテスト装用します。 |
|---|
![]() |
レンズを持ち帰り、1週間ほどテスト装用します
トライアル用のレンズを持ち帰り、日常生活の中でテスト装用します。 貸し出し期間は原則として1週間ほどですが、当院では患者様を優先して考え、納得いただけるまで延長できるよう努めています。 オルソケラトロジーによる矯正を正式に始めるかどうかは、テスト装用を終えてから決めることができます。期待の矯正効果が得られず治療を中止する場合でもキャンセル料などの費用はかかりません。(トライアルレンズの破損・紛失などの場合は費用をいただきます) |
|---|
![]() |
専用レンズを注文します
トライアル用のレンズで視力の向上や安全性などを確認した後、専用のレンズを注文します。アメリカの会社へ発注され、2〜3週間後に到着となります。 |
|---|
![]() |
専用レンズを受け取り、矯正を開始します
自分用の専用レンズで確認検査した後、レンズの取り扱いなどの説明を受けて矯正を開始します。 |
|---|
![]() |
定期検査でレンズや目の状態を確認します
矯正開始の翌日、3日目、1週間後、3週間後、1ヵ月後、その後3ヶ月おきに定期的に検査を受けます。 |
|---|






