エキシマレーザー手術
フラップ(ふた)を作成するものと、しないもの
エキシマレーザーによる屈折矯正手術には、いくつかの術式がありますが、角膜フラップ(ふた)を作成するかどうかが、術式の大きな違いといえます。
さらに、フラップ(ふた)の作成方法や、エキシマレーザーの照射パターンの違いによるバリエーションがあります。
その人の眼(角膜)やライフスタイルなどによって、適切な術式を医師と相談して決定することが大切です。
LASIK(レーシック)
- 現在、エキシマレーザー手術の主流となる術式
角膜表面を薄く切ってフラップ(ふた)を作成し、エキシマレーザーを照射します。
エキシマレーザー照射後、フラップを元に戻すことで角膜上皮が残るので、術後の痛みや感染症の心配が少なく、回復経過が比較的安定しているのが特徴です。
フラップの作成やエキシマレーザーの照射の仕方に違いがあり、いくつかの術式バリエーションがあります。
LASIK(スタンダード)
マイクロケラトームと呼ばれるカンナのような器具で、角膜上皮から角膜実質までの厚さ約100〜150ミクロンのフラップ(ふた)を作成します。
>>もっと詳しく... LASIK(レーシック)Wavefront LASIK(ウェーブフロントレーシック)
収差を測定し、その人の眼に合わせた照射パターンで手術をします。不正乱視の矯正が可能となり、夜間視力の改善など、見え方の質の向上が期待できます。
>>もっと詳しく... Wavefront LASIK(ウェーブフロントレーシック)Epi-LASIK(エピレーシック)
エピケラトームという器具で角膜上皮だけの厚さ約50ミクロンのフラップ(ふた)を作成します。
PRK(ピーアールケー)
- フラップ(ふた)を作成せず、角膜表面からレーザーを照射する
フラップ(ふた)を作成するリスクがないことが最大の特徴です。角膜が薄くてLASIK(レーシック)を受けられない人や、激しいスポーツなどでフラップ(ふた)がずれる可能性がある人に適しています。
角膜上皮が再生するまで、視力の安定に時間が必要で、LASIK(レーシック)に比べると疼痛があるといえます。
手術を受けることができない人
エキシマレーザー手術は、残念ながら誰にでも受けられる手術ではありません。
問診・検査・診察で必要なデータを集め、手術可能かどうかや術式など慎重に決定します。原則として以下の項目が手術を受けることができない例ですが、医師の判断と本人の確認により、適応を広げることもあります。
エキシマレーザー屈折矯正手術の禁忌 - 円錐角膜などの角膜疾患、白内障、緑内障、光凝固を必要とする糖尿病性網膜剥離症などの眼の病気のある人。
- 全身性血管炎、糖尿病、膠原病などの全身的な病気がある人。
- 妊娠中・授乳中の人。
- 19歳以下の人。(特別な理由のある場合は除く)
- 精神的異常または医師の説明を理解できない人。
- 屈折矯正手術が許されない特殊職業の人。
- 医師が安全に手術ができないと判断した場合
| エキシマレーザー |
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エキシマレーザー(ExcimerLaser)は混合ガスによって発生させる非常に短い波長の紫外線レーザー光線です。眼科用エキシマレーザーには、次のような特徴があります。
非常に高エネルギーでありながら水分に吸収されやすく、1ミクロンよりも小さな限られた範囲にしかエネルギーが到達しません。眼底まで届いて網膜などを破壊することはなく、極めて屈折矯正手術に適しているといえます。 コンピュータ制御されたエキシマレーザー照射機器は、10000分の1ミリの精度で角膜を削ります。日本では2000年1月にエキシマレーザーエキシマレーザー装置が屈折矯正に用いる医療器械として厚生省(当時)の認可を受けました。 |

エキシマレーザー(ExcimerLaser)は混合ガスによって発生させる非常に短い波長の紫外線レーザー光線です。眼科用エキシマレーザーには、次のような特徴があります。