若年性白内障

若年性白内障とは

一般的な白内障は老人性の場合が多いのですが、最近では30~40代の方での発症も増えてきたと言われています。
若年性白内障は、水晶体を包んでいる透明なふくろの前部分中央がヒトデ型ににごるのが特徴で、明るいところに出ると視界が真っ白になり見えなくなったりします。

このような若年性の白内障は、老人性に比べると症状の悪化が早いのが特徴です。
視力や見え方が気になる時は、すぐに眼科の検診を受けましょう。

白内障の年齢

年齢別白内障発生率の表

基本的に白内障は加齢によって発症すると考えられています。

50代で37~54%、60代で66~83%、70代で84~97%、80歳以上ではほぼ100%と報告されています。

しかし最近では、30~40代で発症する方が増えてきており、早いと10代、20代の方でも手術する方がいます。

若年性白内障の原因

若年で白内障を発症する理由は解明されていません。
特に考えられるのは、元々白内障が存在したところから成人になってから発症したものですが、紫外線やストレスも関係があるとされます。

紫外線を浴びるというと、皮膚への日焼けを想像する方が多いと思いますが、実は眼もかなりの紫外線を浴びています。紫外線を浴びると活性酸素が発生します。
紫外線だけでなく、疲労やストレスが溜まった状態が続くことも活性酸素を増加させる一因です。
活性酸素は老化を早めたり様々な病気を引き起こす原因ですので、加齢とともに進むといわれる白内障の1つの原因と考えられています。

またアトピー性皮膚炎の方は、睡眠中に目の周辺がかゆくなり無意識で手でこする、たたくなどして外傷ができそれが原因となる場合や、使用するステロイド剤の副作用により白内障が起こる例もあります。

レーシック手術の増加

近年ではレーシック手術の影響もあるのではないかという指摘があります。
レーシック手術は近視や乱視に対する治療法のひとつで、角膜をレーザーで削り角膜のカーブを変えることによって視力を回復させるものですが、手術の合併症として、角膜の光学性能が低下すると言われています。そこに水晶体の濁りが少しでも加わると視力が著しく低下し、白内障が進行した状態と同じ様になります。

レーシック手術を受けた人の白内障手術の平均年齢は、受けていない方よりも20歳以上若いと分かっています。
日本でレーシック手術が最も盛んに行われたのは2000年頃からです。レーシック手術後約20年を経て、視力が低下する人が増え、それが若年性白内障の増加につながっているのではないかとの推測もあります。
またレーシック手術を受けていると、白内障手術で眼内レンズを入れる際の計算が変わりますので、必ず申告する必要があります。

参考:若年者に増える白内障(出典:時事メディカル)