白内障の原因や症状、治療方法や手術費用について

白内障は、眼の中のレンズ（水晶体）が白く濁り、曇りガラスを通してモノを見ているようになる病気です。

ここでは、誰にでも起こりうる病気『白内障』の症状や原因、気になる治療方法、費用などをご紹介します。

きちんと白内障について知り、身近な人や自分が困らないように役立ててください。

また治療方法をすぐに知りたいという方はこちらをクリックしてください。

白内障とは？

人の目には、カメラのレンズのようにピントを合わせて世界を映し出している水晶体という器官があります。正常な水晶体は透明で、外から眼の中に入ってきた光を屈折し、網膜にピントを合わせる役割を持っています。

この水晶体が白く濁って調節力が弱くなっていき、視界に悪影響を与える病気が「白内障」です。

白内障の症状

白内障の代表的な症状は、視力の低下

レンズの濁りの位置や程度によって違いますが、目がかすむ、ぼやける、光をまぶしく感じるなど様々な症状があらわれます。

白内障の症状は、徐々に進行するので初期では気づきにくい場合もあります。
以下のような症状がある場合は、医療機関を受診するとよいでしょう。

白内障の見え方

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  正常な目・・・水晶体は透明な状態。
  はっきり見える。

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  白内障の目・・・徐々にかすみ始める。
  光がまぶしく見える。

白内障の原因と年齢

白内障の原因のほとんどは、年を重ねることです。

シワができたり白髪が生えたりするのと同じで、年をとったら誰にでも起こってしまいます。

もちろん個人差はありますが、自覚症状がなくても40歳代の約30％、50歳代で50％以上の人は白内障になっていて、80歳代ではほぼ100％の人が白内障だといわれています。すべての人に関係のある身近な病気なのです。

白内障の予防法

水晶体が濁って発症する白内障ですが、濁った水晶体をクリアに戻す薬は無く、進行した場合は手術しか治療法がありません。
白内障の原因には、加齢・ケガ・遺伝・病気など様々ありますが、すべてに気をつけていても防ぎきるというのは非常に困難です。
早期に見つければ、進行を食い止めることも可能ですので、白内障と診断されたら少しでも進行が遅くなるよう、ご自身でもケアされることが大切です。

こちらのページでは日々ご自身でできる白内障の予防方法を紹介しておりますので、ご自身だけでなくご家族のかたも目を通していただく事をおすすめいたします。

白内障予防

白内障の治療

現在の白内障の治療は手術が一般的です。
白内障手術は日本国内で一年間に140万件も行われている、とてもポピュラーな手術です。

手術で濁ったレンズ（水晶体）を取りのぞき、眼内レンズを挿入することで、視力を取り戻すことができます。

当グループの横須賀中央眼科と横浜鶴見中央眼科では、日帰り手術を行っております。 （当院は入院での手術は行っておりませんのでご了承ください）

手術方法も、医師の手による手術（超音波乳化吸引術）と最新技術のレーザー白内障手術があるので、お好きな手術方法を選択することができます。

レンズの種類も各種取り揃えておりますので、医師・専門のスタッフとともに自分の生活に合ったレンズを選びましょう。

レンズの種類

単焦点眼内レンズ

目から取り入れた光を1点に100％使うことが出来るため、ピントの合う距離のものは多焦点レンズよりはっきり見ることができます。合わせていない距離には眼鏡をかける必要があります。

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  老眼鏡を使っていない場合

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  老眼鏡を使って近距離を見た場合

多焦点眼内レンズ

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  単焦点レンズのイメージ
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  3焦点レンズのイメージ

白内障手術の術後

手術後の診察はとても大切です

手術後は細菌感染が起きていないか、目の中にいれたレンズのずれなどのトラブルが起こってないかを確認するため、すこし頻繁に来てもらうようになります。

術後は見え方が安定するまでは、予約日でなくても気になることがあればすぐにご連絡ください。

手術翌日から首から下の入浴、ひげ剃りができます。
1週間後には洗髪や洗顔、アイメイク以外のお化粧ができ、1ヶ月後にはアイメイクができるようになります。

手術当日から食事はできます。
翌日からはテレビや読書、事務作業ができます。
1週間後にはお酒やたばこ、車の運転が可能になり、1ヶ月後にはメガネ作成が可能になります。

手術翌日から散歩はできます。
1週間後には軽い運動やゴルフ、温泉に入ることができ、1ヶ月後には水泳、海水浴ができます。

手術後の見え方と注意点