原因はハウスダスト、花粉、ペットの毛、コンタクトレンズの汚れ!?「アレルギー性結膜炎」

アレルギー結膜炎のイメージ

アレルギー性結膜炎とは

目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が付着して炎症を起こす病気です。主にかゆみなどの症状が出ます。結膜という組織は、目を開けている間ずっと外部に晒されているため、アレルギー反応を起こしやすい部位です。個人差はありますが、日本人の15〜20%の方がアレルギー性結膜炎にかかっていると言われています。

アレルギー性結膜炎にはいくつかの種類に分類できます。

●季節性アレルギー性結膜炎

植物の花粉が原因で起こる結膜炎です。いわゆる「花粉症」のことをいいます。日本では、スギ・ヒノキ・ブタクサ・カモガヤ・ヨモギなどの花粉で発症します。2月~5月ごろに花粉が大量に飛散するため、この時期にピークを迎えます。アレルギー性結膜炎の患者さんのうち、約85%の方が花粉で発症しているそうです。

●通年性アレルギー性結膜炎

ハウスダストダニペットの毛などが原因で発症する結膜炎です。季節性アレルギー性結膜炎とはちがって1年を通して発症することから、通年性アレルギー性結膜炎と呼ばれています。

アレルギー性結膜炎の原因

アレルギー性結膜炎の直接の原因は、ハウスダスト花粉ペットの毛コンタクトレンズの汚れなどです。これらの物質をアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)といいます。 人間のからだは外から異物が入ると拒否反応を起こします。これを免疫反応と呼びます。

本来、ハウスダストや花粉は人間にとって無害なのですが、人によって過剰に免疫反応を起こす方がいます。そのような状態のことをアレルギーといいます。

アレルギー体質の方の目にアレルゲンが入ると、身体を守る免疫細胞が活発になり、ヒスタミンという炎症物質が大量に放出されます。炎症物質が放出されることで、目が炎症してかゆみなどが引き起ります。これがアレルギー性結膜炎になる原因です。

アレルギー性結膜炎の症状

アレルギー性結膜炎における症状として、目やまぶたのかゆみが挙げられます。かゆくて目をこすってしまうと、痛みが出て目がゴロゴロとすることがあります。治療をしないまま放っておくと、目が充血したり、まぶたが腫れたりします。症状は、人にうつることはありません。

アレルギー性結膜炎の治療方法

アレルギー性結膜炎の治療は、目のかゆみを和らげることが大切です。

目をこすってしまうと目を傷つけるだけでなく、網膜剥離白内障に発展することもあります。とくに小さな子どもは目のかゆみに我慢ができず目をこすってしまいます。

なるべく早く医療機関を受診するようにしましょう。すぐに行けないときは、以下の方法で目のかゆみを抑えてみてください。

●冷たいタオルで冷やす

目を冷やすことで、かゆみや炎症を抑えることができます。

●目薬をつける

抗アレルギー作用、もしくは抗ヒスタミン作用の成分が含まれているものを選びましょう。

また季節性の花粉などで毎年発症するのであれば、花粉が飛び始める前から目薬を使い始めるのも効果的です。めやすは飛散予測の2週間前です。

アレルギー性結膜炎の対策

●季節性アレルギー性結膜炎

・目に花粉が入らないタイプのメガネをかける。

・外から帰宅したらすぐに手や顔を洗う。

・帰宅時に、服や髪の毛についた花粉を落とす。

・空気清浄機をつける

・濯物を外に干さない。

●通年性アレルギー性結膜炎の場合

・こまめに掃除をする

・コンタクトレンズの汚れが原因のときは使用を避ける

・雑巾がけをして、ホコリが舞い上がらないようにする