メガネ処方

メガネ処方_中央眼科グループ

普段何気なくかけているメガネも、実は医療機器です。
眼科の診察をしなくてもメガネ店で視力を測ることも出来ますが、よく見えればそれで良いというものではありません。
自分でも気づかないうちに、視力は少しづつ変化しています。

視力低下の原因は眼科専門医でなければ診断することができません。
メガネを作る際にはメガネ店に行く前に、医師の診療や検査のもと、目の状態をきちんと確認することが大切なのです。

眼科でメガネ処方すると・・・

メガネはよく見えればそれでよいというものではありません。短時間でのメガネ処方は過矯正などにつながります。また、目の状態や疾患が視力に影響を与える場合、メガネを作る前に治療をすることがあります。

眼科でメガネを作ると……

眼科でメガネ処方をしたほうがいい理由

一般的な視力矯正から、白内障の手術後や、お子様の弱視斜視の方への最適なメガネを選ぶには、医師の正確な判断が必要不可欠です。

中高年の方

40代から始まる「老眼」は水晶体の調節能力低下によりピントが合わせにくくなる老化現象のひとつですが、単なる老眼ではなく、白内障緑内障などの他の眼疾患が原因で見えづらくなることもあります。中高年の方がメガネを作る際の重要性はここにあります。

老眼
白内障
緑内障

白内障の手術後

白内障の治療法は、現在のところ「眼内レンズ」という人工の水晶体を挿入する手術しかありません。 眼内レンズは大きく分けて「単焦点レンズ」「多焦点レンズ」の2種類あり、一般的に多く使われている白内障手術は単焦点レンズを挿入するものです。

単焦点レンズは度数が細かく作られているため、遠くの見え方や近くの見え方など、好きな距離を選ぶことができますが、自分でそれ以外の距離にピントを合わせることはできないので、多くの場合はメガネの助けが必要になります。

多くの方は、手術前に使用していたメガネは合わなくなります。個人差はありますが、裸眼視力が安定するのは術後1~2か月後と言われています。その間にもメガネの度数は多少変化するため、手術直後にご使用されていたメガネは、2~3か月後には合わなくなり、良く見えなくなることがあります。

こういった細かいピント調整時間経過による視力の変化は、医師の診断のもとメガネを作るとより適切でより安心です。

白内障

弱視

「弱視」とは、大きく分けて2種類あります。

こどもの「弱視」で一番多いのは後者で、強い遠視や近視や乱視があるのに子供のときにメガネをかけなかったために、細かいものを見るための脳や神経の働きが十分に成長せず、眼球に病気がないのに視力がでにくい状態で視機能の発達が止まってしまうものです。

こどもの目の成長が終わるのは12歳頃と言われています。
弱視を改善するための治療用メガネを使用することで、補正することも可能です。こどものメガネは視力の矯正以外にも視機能の成長を促す役割もあるため、少しでも早い対応をおすすめしています。

弱視治療用眼鏡の保険適用
弱視・斜視・先天性白内障の治療用眼鏡は保険が適用されます。
「弱視治療用にメガネが必要である」と眼科医の診断・証明があり9歳未満のこどもが対象で、治療用メガネ代金の7割(もしくは8割)の補助が受けられます。
補助については、5歳未満は購入後1年以上経過、5歳以上9歳未満は購入後2年以上経過が対象。
※乳幼児医療との併用
 お住まいの自治体の乳幼児医療の適用が受けられます。
 自己負担した3割分(もしくは2割分)の代金も各自治体から支給されます。

斜位

メガネ販売店で「乱視」と判断され、乱視用のメガネを購入したのになぜか視界がぼやけるという方は、もしかしたら「斜位」かもしれません。

「斜位」とは、両目でものを見る時は視線のズレは発生しませんが、視線を合わせる対象がない場合に左右の目が別々の方向を向いてしまうという症状です。
原因は眼位の基本的なズレです。ほとんどの人間に軽度の斜位があると言われていますが、見た目ではわかりにくく自覚症状がない場合も多いため、乱視と勘違いしている方がほとんどです。

斜視(斜位)による視界のズレや目の疲れ等の症状は乱視用のメガネやコンタクトでは改善されないため、「プリズムレンズ」を使用して、視界のズレを調整することにより対処します。

斜視

メガネレンズの種類

メガネのレンズ_横浜鶴見中央眼科メガネというと一般的に、近視用、乱視用、老眼鏡などを思い浮かべる方が多いかと思いますが、どういったレンズが使われているのでしょうか。

メガネレンズには様々な機能があり、現状の見え方や用途により、ひとりひとり適切なレンズは異なります。それぞれの目的に合わせた最適なレンズを選ぶことが大切です。

メガネレンズは大きく分けて「単焦点レンズ」と「累進レンズ」の2種類のレンズがあります。一般的に「視力が悪くなった」と感じて作る場合は、1つの視力補正しかできない単焦点といわれるレンズを使用します。

単焦点レンズ

「単焦点レンズ」は近視、遠視、乱視、手元専用など一般的な屈折矯正に用いられるレンズで、焦点を合わせられるところは“1つだけ”です。そのかわりそれぞれの視野は広く使えます。

近視、遠視、乱視の眼に合わせて、正常な見え方に近づけるよう補正します。また、老視の人が手元を見るための老視用レンズとしても使われます。
老視用の単焦点レンズは、手元などの近距離を補正するもので遠くをよく見ることはできませんので、掛け替えが必要になることがあります。

こんな方に最適
近くが見たい、遠くが見たい、本が読みたいなど、見たいところや目的が決まっている方におすすめです。

累進レンズ

「多焦点レンズ」は1枚のレンズで、遠くから手元までが連続的に見えるように度数が変化するよう設計されたレンズです。2つの度数とその間の度数で構成されており、見たい距離に合わせてレンズのタイプを選ぶことができます。

遠近両用レンズ

近くから遠くまでほとんどすべての距離が見えるレンズです。
視線を上下させることによって、遠方・中間・近方それぞれをよく見ることができます。
パソコンの画面を見るなどの中距離には弱いですが、車の運転には最適なレンズです。

中近レンズ

手元から3~5m先までよく見えるレンズです。
テレビなどの中間距離が見やすいので室内用のメガネにおすすめです。
遠近両用レンズよりも近くを見るための範囲が広いため、料理・家事などの室内作業時に快適な視野を保つことができますが、階段の上り下りなどには不便な場合もあります。

近々レンズ

本や新聞、スマホなどの手元から約1m先までよく見えるレンズです。
遠近両用レンズや中近レンズよりも見え方に奥行きはありませんが、パソコン画面と資料を交互に見る事務仕事やデスクワークが多い方におすすめです。遠くの景色は完全にぼやけてしまいます。

視力低下の原因を知ることが大切

視力が落ちてきた時、その原因が近視・遠視・乱視・老眼(老視)といった屈折異常によるものなのか、他の目の病気によるものなのかは、眼科専門医でなければ診断することができません。
メガネを作る際には、まず眼科へ行って自分の目の状態を診察してもらうことが大切です。

実は目に病気があるのに、「メガネをかければ見えるので大丈夫」と安心していると、治療が手遅れとなって取り返しのつかない状態になる可能性があります。
複雑な眼の構造と屈折矯正には深い因果関係があり、その検査には大変デリケートで豊富な知識や経験が必要とされます。もちろん、眼の疾患や年齢・職業などにより対応しなければならない視力矯正というものがあり、よく見えることがすべてではありません。

メガネを作る際には、まず眼科専門医を受診し眼の病気の有無を確かめてから、今だけでなく将来を見据えた生活視力を考えるのも大切なことです。

メガネ処方は中央眼科グループへお任せください

メガネ処方は横浜鶴見中央眼科で 合わないメガネを使用していると目に負担がかかり、見えづらい・目が疲れる・眼痛・頭痛・肩こりなどの症状を引き起こします。

眼科専門医があなたの眼を医学的に検査することによって、眼の疾患を見つけて治療をしたり、あなたの生活環境に適合し眼に負担のかからない眼の健康を考えた「あなたの生活視力に適切なメガネ」が処方されます。

また、小さなお子様は物が見えにくくても上手に表現することができません。無理にピントを合わせようとするために眼が疲れて集中力や思考力がおちたり、物事に気が入らなくなったりします。
おかしいなと感じることがあったら一度眼科で診察をお受けください。

中央眼科グループではメガネの処方と販売を行っております。

いつでもご相談をお待ちしております。

 
監修者:勅使川原 剛|横須賀中央眼科 院長

医学博士 MBA
MD. PhD. MBA. MA (Interpretation & Translation)
略歴
聖路加国際病院外科系レジデント
横浜市立大学医学部附属病院
University of California San Francisco (UCSF)
University of Bath, UK
横浜市立大学医学部 眼科 臨床教授


所属学会
日本眼科学会
日本臨床眼科学会
日本眼科手術学会
日本白内障屈折矯正学会
ARVO (The Association for Rearch in Vision and Ophthalmology)
ESCRS ( European Society of Cataract & Refractive Surgeon)