緑内障手術

緑内障手術

緑内障の治療は基本的に点眼治療から始めますが、なかなか眼圧が下がらず進行していっている場合は、手術を行う必要があります。

緑内障は一度失った視野は元に戻ることはありません。現状からより悪くならないようにするための手術です。白内障手術と比べると感動の少ない手術でしょう。

緑内障手術の種類

手術方法は大きく分けて3種類に分けられます。

  1. トラベクレクトミー(繊維柱帯切除術)
    眼にたまった房水を外に出すために眼の外から穴をあけ、房水を継続的に流出させることで眼圧を下げる手術です。
    眼圧下降には最も効果が期待できる手術です。
    術後は定期的に眼圧を測定したり、さまざまなメンテナンスが必要です。
  2. トレベクロトミー(繊維柱帯切開術)
    繊維柱体を切開し、房水の流れをよくする手術です。
    メリットは術後の感染が起こりにくいことで、これは大きな利点です。
    効果はトラベクレクトミー(繊維柱帯切除術)より低いとされていますが、ある特定の緑内障や若年者には有効な手術です。
  3. 緑内障インプラント手術
    2012年から保険適応になった最新の手術で、房水を抜くための装置(インプラント)を埋め込みます。穴をあけない分出血が抑えられ、房水が過剰に排水されるおそれも少なくなりました。

緑内障手術の器具

アルコン エクスプレス®

緑内障インプラント手術で最も使用されている器具です。
全長2.6mmという非常に小さなもので、これを眼内に挿入し、人工的に目の中にたまった房水を目の外に排出することで、眼圧を下げ、視神経障害の進行を止める、あるいは遅らせる効果があります。
特徴
● 従来のトラベクレクトミーより房水流出経路を確保でき、一定量の房水の流出が可能
● 手術中の眼圧変動が小さく、手術時間を短縮できる。
● 術後の炎症や前房出血のリスクが少ない
● 低眼圧、脈絡膜滲出、脈絡膜剥離などの合併症も少ない
● 術後早期の視力回復が得られる
● 同時に白内障手術を行える

iStent(アイステント)

もっとも眼圧が下がるトラベクレクトミー(繊維柱帯切除術)をするほどでもないけど、眼圧を少しでも下げたい・・・という時に、白内障手術と同時に行うことで眼圧を下げる器具です。

長さ1mm、重さ60マイクログラムの、とても小さなインプラントです。
白内障手術で小さな切り口を作り、その同じ切り口から挿入します。線維柱帯という場所に埋め込むことで眼にたまった水の排出を手助けしてくれます。痛みを感じることはほとんどありません。
アイステントの写真

Kahook(カフーク)

先端にナイフが2つついた器具です。
これを用いてたまった房水が出るように繊維柱体を切り取って、房水の流出を良くしよう、というものです。
カフークは繊維柱隊帯を一定の幅で取り除くことができるので、房水が排出されやすくなります。もともとあったトラベクレクトミー(繊維柱帯切除術)と比べると、手術時間がとても短くすみ、術後の管理がとても楽だというのがメリットです。

カフークの写真
カフークの写真  

予約はお早めに

緑内障で失った視野は元に戻ることは無いので、早期発見・早期治療がとても重要です。
視野がゆっくりとだんだんと欠けていくので、自分ではまず気づきません。会社の健康診断や人間ドック、またコンタクトレンズやメガネの作成時に見つかることが多い病気です。

緑内障を早期に見つける唯一の方法は、やはり定期的に眼の検診を受けることです。早期に発見すれば、治療によって進行を遅らせることができます。しかし放置すればどんどん進行してしまいます。
早期発見・早期治療によって失明するリスクを少しでも減らせるよう、40歳を過ぎたら年に一度は眼科検診を受けましょう。

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