「中央眼科グループ」は2024年4月1日より、インドネシアにある「チャクラ・フサダ病院(RS CAKRA HUSADA)」に対しての経営支援を開始しました。
インドネシアの眼科医療の現状
現在、インドネシアの都市部では眼科医療技術が発展してきていますが、地方都市では、日本の1980年代の医療技術がまだ使われている状況です。
とくに、「白内障」は適切な時期に治療をすれば失明に至らない可能性が高いにもかかわらず、インドネシアの失明原因の第一位は「白内障」によるものです。
そのため、「白内障の早期発見」や「医療技術の世界標準への引き上げ」が非常に重要と考えております。
「中央眼科グループ」の今回の取り組み
インドネシアの首都ジャカルタから、交通機関で5時間ほど離れたエリアにある「チャクラ・フサダ病院(RS CAKRA HUSADA)」に対して、中央眼科で培った医療技術を提供する取り組みを開始しました。
「チャクラ・フサダ病院(RS CAKRA HUSADA)」では、もともと白内障手術を実施していたものの近隣病院との差別化が課題になっておりました。
また、包括的な眼科サービスを提供する病院を目指すため、「白内障手術の技術レベルの強化」や「患者への啓発活動強化」、「治療メニューを広げる戦略パートナー」が必要な状況にありました。
今回の取り組みでは、「中央眼科グループ」と「チャクラ・フサダ病院(RS CAKRA HUSADA)」が協力し、
- ①世界標準の眼科医療をインドネシアの地域住民の方へ提供すること
- ②ローカルコミュニティでのアイキャンプを通じて眼科検診の重要性を啓発していくこと
○主な医療技術の提供内容
- (1)Phacoを用いた白内障手術
- (2)術後屈折精度の高い眼内レンズ度数計算
- (3)世界標準の眼内レンズを使用
- (4)世界基準のクリーンな環境での作業(オートクレーブ等の機械による滅菌)
「中央眼科グループ」では、国内外を問わず「眼科医療技術の向上・発展」に貢献できるような活動や技術提供を続けていきます。
インドネシアのクラテン市にある「チャクラ・フサダ病院」は、1989年にチャクラ・フサダ博士によって設立されました。
現在、チャクラ・フサダ病院には、緊急外来をはじめとした16の主要サービス、39人の専門医、9つの医療サポートサービスがあり、地域の方々に質の高い医療を提供している総合病院です。